みりくん

何か少しでも自分というものを残したくて。

お風呂の中で

僕はよくお風呂の中で妄想するのですが今日はその妄想をここに書きたいと思います。

 

むかしむかしヒトと神と天使がある星にいました。

ヒトは争いが絶えず常にヒトの住む星には血が流れていました。

ある時、1つの神託が降りてきました。

「そなたらに絶対なる善悪を判断する術を授けよう」

それと共に人々1人1人に天秤が与えられました。それを使えば絶対なる善悪を判断することができるというのです。

その時以降ヒトの生活は変わっていきました。争いが絶えなかった世界には笑顔が溢れてきたのです。

これでもうみんなずっと幸せだ、人々はみなそう思っていました。

しかし、少しずつ少しずつヒトとヒトの関わりというのは減っていきました。ヒトは善悪が生まれないようにお互いに関わることを避けるようになっていったのです。町中で困っている人がいたとしても

誰も知らんぷり、悪と判断されないために。

そうしていつしか人々は感情というものを持たないようになりました。嬉しい、悲しい、憎い、、、

争いが絶えなかった頃にはあった当たり前の感情が人々の間からは無くなったのです。

それを見ていた神はこう言いました

「人々に善悪を判断させるとこうなるのか、ふむ、

今回も面白い"実験"だったな」

神にとってヒトは興味深い実験対象であり、所詮おもちゃにしかすぎなかったのです。

それを聞いた天使は怒りを覚えました。あまりにも人を馬鹿にしすぎている、と。天使は以前人間界に下った時人のあたたかみを知っていたのです。

天使は神を憎みました、神への恨みが高まるほどに天使はどんどんどんどん落ちていきます。

そうしてずっとずっとずっと下の方まで落ちた時には、天使の体は黒く染まり最早天使では無くなってしまいました。堕天してしまったのです。

堕天使は人々に7つの大罪を与えました、神への怒りのままに。人々は罪を犯すようになりました。そしてその罪を防ぐ正義が生まれるようになりました。

ヒトの世界に感情が戻ってきたのです。

そして堕天してしまった天使の名を私達は

"ルシファー"と呼んでいます。

 

 

もしルシファーがこんな風に誕生したら面白いなぁということを考えました。お風呂の中って色々考えるのでよくこんなことを思いついちゃいます。